芸術会館ラストコレクション展
26日(日)、大分県芸術会館の
「芸術会館ラストコレクション展(後期)ー芸術会館を飾った名作・名品ー
を観てきました。

大分県立美術館(OPAM)へ移行のため
36年の務めを終える芸術会館。
大分に縁のある作品を中心にした
ラストコレクション展でした。
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染織関係では三人の作家が採りあげられていました。
作品の画像はありませんので あしからず・・・

まずは 志村ふくみさんの紬織着物「翠淵」。
1986年の作品で斬新な片身替わりのデザイン。
刈安と藍を重ねた、深い翠が美しい作品でした。
志村さんのお父様が大分出身ということで
芸術会館も作品をコレクションしています。
過去、志村さんの企画展も数回開催されています。

大分県在住の染色家 古澤万千子さんの着物[梅」も展示されていました。
国画会を中心に作品を発表されている古澤さん。
民藝運動の薫陶を受け
白洲正子さん、志村ふくみさん等との交友も知られています。
作品を拝見するチャンスがなかなか無い作家さんです。
型染め、手描きなど数種類の技法を使い
不規則な梅の花弁が重なり合う意匠。
心ざわつく作品で すっかり惹きこまれてしまいました。
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三人目は熊井恭子さん
1980年代ごろから 
ステンレススティ―ル線を織る、絡めるなどの技法で
ファイバーアートを発表している作家さんです。
「せんまんなゆた」は 繭玉のような形を集合させた
有機的な印象の壁面作品でした。
熊井さんはローザンヌタペストリービエンナーレなど
海外での活動も多く、高い評価を受けています。

以前は大分県立芸術短期大学で教鞭もとられ
その後 新潟に拠点を移されています。
硬質なステンレスを機に掛けて織るという発想に
当時金沢で染織専攻の学生だった私は
衝撃を受けたのを憶えています。

有名な染織産地の無い 大分県。
三人の作家さんの
おおらかな作風の作品を拝見していると
縛りの無い 自由な風土だからこそ
生まれた表現なのかもしれないと感じました。
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by teorimonogatari | 2014-01-29 08:23 | 感想雑記 | Comments(0)
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