おおいた織物こぼれ話②
2020年 05月 02日
昨日の別府は初夏の陽気。
早めの買い物を済ませ
運動不足解消を兼ねて、工房裏手の山を少し散歩しました。
野花が可愛らしい。
ピンクの花は オドリコソウ。
「花びらの根元を吸うと甘いんだよ」と
子供の頃祖母に教えて貰い、
山ほど吸い散らかして怒られた事を思い出します(笑)
ヘビイチゴの花もちらほら。
もう少しすると赤い実が見られることでしょう。
◇本日の『おおいた織物こぼれ話』
さて、日本染織地図で
大分の織情報が無いことにがっかりした私は
その後、日本傳統織物集成(昭和50年発行)を入手します。
元々は解説本と裂地集の二分冊で
古書店で解説本のみ購入。
(後年解説本は復刻されます。)
またまた古い資料です。
こちらの地図には「別府絞り」の名前も無く全く空欄でがっかりでしたが
本文では他県のすでに絶えてしまった織物が詳しく紹介されていて
(串木野木綿、肥後木綿、天草更紗、佐賀の葛布など)
九州の染織に疎かった私は、とても勉強になりました。
一方そのころ手織界には 自然布ブーム到来。
別冊太陽『日本の布・原始布探訪』1989年刊行
別冊太陽『日本の自然布』2004年刊行
この二冊が刊行された15年間でじわじわブームに。
自然豊かな大分でも自然布の可能性は有る。
そう思った私は大分県立図書館で資料を漁りました。
そして出会ったのが
岡村吉右衛門著
『日本原始織物の研究』昭和52年刊行です。(次回に続く)
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by teorimonogatari
| 2020-05-02 07:29
| おおいた織物こぼれ話
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